子どものモラル

2005年10月16日 日常
バイト先でのひとこま

7,8歳ほどの子どもが店にたったひとりで入ってきました。
「トイレはどこですか。」
子どもがそういうので場所を説明しました。

子どもはテクテクとそちらの方へ歩いていき、数秒してからなぜか戻ってきました。そして外に。
外に停めてあると思われる親の車へと行き、また店内へ戻ってきました。

「いまいち場所がわからないのですが。」
(さっき直接オレにきけよ!)
と思ったのですが、そう言うので今度はついていってあげました。

しばらくして、トイレで用を済ませた子どもはレジにいる私の目の前を無言で素通りし、出て行ってしまいました。
(お礼の一言もいわないのか・・・)



ひとつのモラルとして、トイレを借りたらお礼を言うべきだと思うのは私だけなのでしょうか。

トイレを借りて何もいわない大人は何人か見かけます。そういう人はそういう大人なんだなと、ある程度のあきらめもつきます。

しかしながら、せめて子どものうちはそういうモラルを学ぶべきだと思うんですよね。そしてそれは親の責任であり、殺伐とした社会だからこそ、そういうことのしつけはしっかりとする必要があるように思います。

いくら頭がよくても、社会力のない子どもは将来、ひきこもりや非行に走る可能性が高いといいます。
学級崩壊、犯罪の低年齢化、登校拒否もろもろの問題が、学校の責任であると一部の親が叫んでいる中で、実はそれは根本的に家庭の問題であるのではないかと思います。

英才教育のもたらすことの弊害を、今一度考える余地もあろうかと思います。社会力がこれからはとくに大切なのです。

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