心理的ロック

2005年7月16日 恋愛
実は14日の日記なのだが、その日は別の意味でテンションが高く、他にやること(やるべきことではない)を思いついたので、その日の日記は今となってやっと書き始めたところなのである。

14日はもうひとりのバイトの子が、体調をくずして休みということなので、お昼と夜にわけてのシフトになっていた。
この日は、近くの神社の夏祭りかなにかの為、レジなどの作業と平行して、お菓子の包みを作る作業をすることになった。包みとはいっても、ビニールの袋に菓子やジュースを詰めた簡易なのもので、この時期になると決まって注文がはいる。
数は全部で180個ほど。これは同一の受注先ではなく、三つの注文がほぼ同時期に来たわけであって、菓子の内容もその度かえていかなくてはならない。

その日のバイト入った時点で、自分のテンションが非常に低い事は自覚していた。まぁ、たいていバイトに入るときは同じ状態なのだが。
店内に並べられたダンボールに入った菓子を、決まった数だけ袋に入れて縛り、箱に詰めて車に載せ、店長がそれを配達するという仕組みだ。
正直気が不足がちな自分は最初気乗りしなかったのだが、あくまで雇われている身なので、作業を開始。

不思議なことに作業をしているうちに、忙しさのせいか少しずつ気がいつものように戻ってきた。それは接客などのコミュニケーションが自分の気を少しずつではあるが充たしていくからである。
充実感というものがあるが、よく仕事をしている人にはこれがある。それだけの見返りが自分にも返ってくるからだ。

というわけで延々とその作業をしたのだが、結局バイト時間一杯を使ってもなかなか終わらなかった。



・・・とここまでが前置きである。

作業も終盤に至り、時間も22時を回ってあと数個というところで、バイト先に元カノとその母が買い物にやってきた。というか、元カノをいう言い方も最近はちょっと考えるようになってきた。それはもう幻のような出来事であっと思えるようになってきたし、元カノと認識している限り、それは自分が縛られている証拠であるからだ。

閑話休題。

彼女の母のほうも常連で、普通に話しもする。
「ゲームできたぁ?」
と話すのは、PCに最初にはいっているトランプなどのゲームのこと。どうやら消してしまったらしく、そのコピーをお願いされたのである。

と、横道にそれそうなので本題。簡潔に。

彼女が話し掛けてきたが、もちろん愚痴でした。仕事場での。まぁ最初は普通のなんてことのない会話を2,3言。
その時点で心理的に圧迫を受けるのだが、その日はなにか違った。自分でも不思議なくらい余裕だったのだ。

しかしひとつだけ気づいたことがある。

自分の中にはもはや彼女への特別な思いというものが消えていることに。ずっと気構えていたせいなのか・・・。

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