十の龍と百の扉・・・
2005年5月13日 恋愛夜、いつものようにバイト先でせっせと仕事をしていると、彼女の見慣れた車が駐車場に入ってくるのが見えた。
最近、彼女と友だちのように、というと表現がおかしいがごく普通に話せることがとても楽しみでならないのは確かではある。
ちょっと前までは彼女を見るだけでいらぬことを考えて萎縮していたところを、なにが変わったのかは知らないけれども、最近以前のような自分で気軽に話し掛けられるようになった。
彼女もそういう自分を見て、いくらかは楽に話し掛けてくれるようになった。こういう関係が今の自分には一番好ましい事なんだと、つくづく思うのである。彼女いわく、バイトしている自分の姿はなにか楽しげに見えるらしい。話し掛けやすい雰囲気、というものがあるというが、まさにこういうことなのだろう。
しかし、彼女が来ているときに限って、いつも以上にお客さんが来るのである。そのためなかなか彼女と話すチャンスが巡ってこない。なんで話したいのかはわからない。やはり気持ちは自分の中では変わってはないのかな・・・。
忙しい時はいつものことだが、彼女もそういう状況を察して、お客さんがいるときは立ち読みをして仕事のじゃまをしないようにしている。二人きりになってから話をするのがお決まりのパターンだ。
やっとお客さんもいなくなり、彼女が手にお菓子を抱えて、レジの前のところに自分を見上げるようにしてちょこんと座る。バイト中なので買い物でレジを打つ間だけではあるけども、ちょっと話した。冗談をいいあって笑いあったり、ほんとに話すのがこんなにうれしいのは久し振りだと思う。
レジでの会計も済み、時間も遅かった(店長が来た)ので、彼女は帰り際に、「バイト終わったら電話して、別にしなくてもいいけど・・。」と言って車に乗って帰路についた。
バイトが時間通りに終わり、帰った家の庭で携帯を手にとり、彼女に電話をかける。「よぉ。」「おはよ、○○君元気?」時間帯に関係なく決まってこのセリフで始まる。
内容は割愛するが、仕事でいろいろ大変だということだった。
K「○○君ごめんね・・・。こんなこと他に話せる人いなくてさ。愚痴とかいやでしょ?」
自「いや、そういうのははきだしたほうが楽になるから、どんどん話してくれていいよ。」
K「ほんとにごめんね。ありがと・・・。」
話している最中にも彼女の中では葛藤があるという。それは自分が迷惑をかけた(付き合ってた頃から別れるまでのこと)ことについて、今でも気にかけており、ほんとは電話をしてもらうことさえいけないことなんだ、ということだった。
だから、話の中で気分転換に今度カラオケ行かないかと誘っても、「○○君とは行けないよ・・・。そんな資格ないもん。」の一点張りなのだ。自分もその気持ちはわかるので、今はじっとその頑なな心が解けていくのを待つだけだ。
しばらくすると、「○○君にだっこしてほしいな・・・。(数秒)あはは、冗談だよ。」という言葉のあと、「ほんとは・・・。」という彼女。今すぐ逢えたら抱きしめてやりたい。でも・・・。
そんな会話が続き、そして時間がきた。
K「あ・・・。ごめん、携帯の電池が・・。今日はほんとにごめんね。○○君じゃーね、おやすみ。」
自「うん、●●もがんばれよ。また何かあったら電話すればいいしさ」
K「うん、ありがと。じゃ。」
なにかせつないなぁ・・・。とか思う春の寒空の下でした。
最近、彼女と友だちのように、というと表現がおかしいがごく普通に話せることがとても楽しみでならないのは確かではある。
ちょっと前までは彼女を見るだけでいらぬことを考えて萎縮していたところを、なにが変わったのかは知らないけれども、最近以前のような自分で気軽に話し掛けられるようになった。
彼女もそういう自分を見て、いくらかは楽に話し掛けてくれるようになった。こういう関係が今の自分には一番好ましい事なんだと、つくづく思うのである。彼女いわく、バイトしている自分の姿はなにか楽しげに見えるらしい。話し掛けやすい雰囲気、というものがあるというが、まさにこういうことなのだろう。
しかし、彼女が来ているときに限って、いつも以上にお客さんが来るのである。そのためなかなか彼女と話すチャンスが巡ってこない。なんで話したいのかはわからない。やはり気持ちは自分の中では変わってはないのかな・・・。
忙しい時はいつものことだが、彼女もそういう状況を察して、お客さんがいるときは立ち読みをして仕事のじゃまをしないようにしている。二人きりになってから話をするのがお決まりのパターンだ。
やっとお客さんもいなくなり、彼女が手にお菓子を抱えて、レジの前のところに自分を見上げるようにしてちょこんと座る。バイト中なので買い物でレジを打つ間だけではあるけども、ちょっと話した。冗談をいいあって笑いあったり、ほんとに話すのがこんなにうれしいのは久し振りだと思う。
レジでの会計も済み、時間も遅かった(店長が来た)ので、彼女は帰り際に、「バイト終わったら電話して、別にしなくてもいいけど・・。」と言って車に乗って帰路についた。
バイトが時間通りに終わり、帰った家の庭で携帯を手にとり、彼女に電話をかける。「よぉ。」「おはよ、○○君元気?」時間帯に関係なく決まってこのセリフで始まる。
内容は割愛するが、仕事でいろいろ大変だということだった。
K「○○君ごめんね・・・。こんなこと他に話せる人いなくてさ。愚痴とかいやでしょ?」
自「いや、そういうのははきだしたほうが楽になるから、どんどん話してくれていいよ。」
K「ほんとにごめんね。ありがと・・・。」
話している最中にも彼女の中では葛藤があるという。それは自分が迷惑をかけた(付き合ってた頃から別れるまでのこと)ことについて、今でも気にかけており、ほんとは電話をしてもらうことさえいけないことなんだ、ということだった。
だから、話の中で気分転換に今度カラオケ行かないかと誘っても、「○○君とは行けないよ・・・。そんな資格ないもん。」の一点張りなのだ。自分もその気持ちはわかるので、今はじっとその頑なな心が解けていくのを待つだけだ。
しばらくすると、「○○君にだっこしてほしいな・・・。(数秒)あはは、冗談だよ。」という言葉のあと、「ほんとは・・・。」という彼女。今すぐ逢えたら抱きしめてやりたい。でも・・・。
そんな会話が続き、そして時間がきた。
K「あ・・・。ごめん、携帯の電池が・・。今日はほんとにごめんね。○○君じゃーね、おやすみ。」
自「うん、●●もがんばれよ。また何かあったら電話すればいいしさ」
K「うん、ありがと。じゃ。」
なにかせつないなぁ・・・。とか思う春の寒空の下でした。
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