『殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証を立ててはならない。詐き取ってはならない。父と母を敬え。』

最近、集団自殺のニュースをみてなんと命を粗末にするのか、と考える。はっきりいって、自殺しようとする人の気持ちを考える脳なぞもちあわせていないので、そんなことを言って、他人から冷酷だのどうのいわれてもピンとこない。

人生にイヤになったからとか、遺書を残すぐらいなら、痕跡を残さず人知れず死ぬといわれる野良猫のほうが幾分か利口だと思う。人様に迷惑をかけず死ぬことがどんなに難しいことか。

もし自殺したい人がいるなら、富士山麓の樹海でキャンプすることをオススメする。そこで聞こえる様々な声を感じて、自分を見つめなおすといい。

よく言われること、人生には楽しかったり幸せな分だけ、苦労や不幸がある。ひとつ幸せがあればひとつの不幸の知らせであり、その逆もある。自分が不幸だと思うならば、先いつになるかはわからないがきっと良い事がそこに存在しているという証拠なのだ。

瀬戸内寂聴曰く、笑うところに幸せは集まってくるそうな。なんか調子悪いなと思ったら、鏡の前で作り笑顔でもいいからニッとしてみる。人生の損は「幸せまでの試練」、益は「幸せの報酬」。常にそれを頭に入れながら今日も明日も一所懸命に行くだけだ。

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